読んだ本について僕の語ること

読んだ本について僕の語る書評ブログです。読書を通じて勉強になったこと、腑に落ちたこと、思い出したこと、エピソード、連想されるもの、感想を書いています。

仕事はすべて“自分事”に - 成功のコンセプト(幻冬舎)三木谷 浩史

成功のコンセプト (幻冬舎文庫)

楽天の創業者、三木谷浩史著「成功のコンセプト」という本をご紹介します。

題名から分かる通り、三木谷さん自身の仕事に対する姿勢、哲学、ノウハウが紹介されている本なのですが、目次を見ると…
・ 「常に改善、常に前進」
・ 「プロフェッショナリズムの徹底」
・ 「仮説→実行→検証→仕組化」……

何か、どこにでもある自己啓発本かな…?と思った瞬間すごく共感する言葉が目に飛び込んできました。

当事者意識を持つことが、様々な問題解決の鍵だ」

当事者意識を持つことが結果的に顧客満足につながる


これは、「顧客満足の最大化」という章にある項目なのですが、ここでは仕事や会社のことに対して1人1人が当事者意識を持つことで自分自身の満足(従業員満足)を生み、それが結果的に顧客満足につながる、ということが書かれています。

従業員がどれだけ満足していても、彼らが仕事に当事者意識を持って取り組んでいなければ意味がないと僕は思うのだ。
  (中略)
雇われていたとしても、人に命じられた仕事だとしても、自分が行うからにはそれは自分の仕事なのだ。
  (中略)
当事者意識をきちんと持って仕事に取り組むこと。
それ以上の従業員満足度はないと僕は思っている。


確かに、「やらされてる」という感覚で仕事をする人と、「自分の事」だと思って仕事をしている人では、同じ内容でも得られる満足度や達成感は全然違いますね。

当たり前といえば当たり前なのですが、この意識が持てない人を過去何人も見てきました。

その背景には、恐らくこんな考えがあるんだと思います。
「どうせクライアントや上司に否定されるから…」
「あんまり首を突っ込むと、失敗したときに責任を追及されるから…」

この気持ち、よ~~ぉく分かりますが、仕事で成功した人たちってみんなこの挫折を何度も乗り越えてきてるんですよね。

 

成功のコンセプト (幻冬舎文庫)

成功のコンセプト (幻冬舎文庫)