読んだ本について僕の語ること

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素朴な疑問に読売新聞が答える - 雑学新聞―身のまわりの疑問を徹底取材! (PHP文庫)読売新聞大阪編集局

雑学新聞―身のまわりの疑問を徹底取材! (PHP文庫)

これは読売新聞大阪本社の執筆によるもので、
普段何げなく抱いている素朴な疑問に読売新聞が答える、というもの。

もともと読売新聞の夕刊に、読者から寄せられた様々な日常の疑問に答える「もの知り百科」という連載コーナーがあったのですが、その記事を1冊の本にまとめたのがこの『雑学新聞』です。

どんな疑問が寄せられたかというと…

●各国の首脳が直接電話で会話するとき、通訳はどういうふうにするのでしょうか。
●強制送還のとき、帰国費用はどこが持つのですか。

といったマジメなものから

●交通信号の青信号は緑色に見えるのに法律上は「青信号」と呼んでいるそうですが、本当は何色なのですか。
●牛肉の部位で「ヘレ」といったり「ヒレ」といったりするのはなぜですか。
●巻きずしといなりずしのセットを「助六」と呼ぶのはなぜですか?
●「あくび」は本当にうつるのですか。

と、本当に素朴なものまで延々と500~600問くらい続きます。
2001年に出た本なので情報が少し古いのですが、営業先での雑談にも役立ちそうです。

個人的にもっとも「目からウロコ」だったのがこちら。
●漢字に読み仮名をつけるとき「ルビを振る」といいますが、どうして振り仮名のことをルビというのでしょうか。
●船の名前にはどうして「丸」がつくのですか。いつごろからですか。

最後に「あとがき」の中から、このコーナーの担当者が取材にあたって心がけたことを語っている部分があるので、引用しておきます。

取材では、「本の孫引きはしない、必ず原典に当たる、専門家の話を聞く」ことを鉄則とした。 

雑学新聞―身のまわりの疑問を徹底取材! (PHP文庫)

雑学新聞―身のまわりの疑問を徹底取材! (PHP文庫)