読んだ本について僕の語ること

読んだ本について僕の語る書評ブログです。読書を通じて勉強になったこと、腑に落ちたこと、思い出したこと、エピソード、連想されるもの、感想を書いています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

論理的に考える力を引き出す―親子でできるコミュニケーション・スキルのトレーニング(一声社)三森 ゆりか

皆さん、こんな経験はありませんか?◆何となく会話が噛み合わないまま仕事を進めた結果、トラブルになった◆会議で議論しても、論点がよくわからず、アバウトな話で終わる◆部下に説教してもイマイチ響かない◆英語が話せない 上の4つの項目は、一見、何の関連…

日経新聞と日経流通新聞(日経MJ)

新聞を紹介します。日経新聞と日経流通新聞(日経MJ)です。 新聞は知識とアイデアの宝庫。というわけで、現在購読している2つの新聞をご紹介します。 ===================================================== ●日本経済新聞 いわずと知れた、日本を代表する…

すぐ「ブラック企業」とか呼ぶけど - 督促OL 修行日記 (文春文庫)榎本 まみ

ちょっと前に話題になったのでご存知の方もいると思いますが、クレジットカードなどの督促を請け負っている会社に新卒で入社した著者が、もがき苦しみながらも一人前になっていく様子を紹介している本です。 カバー裏には、こんな紹介文が書かれています。 …

仕事のふとした時に役立つ言葉 - 電通「鬼十則」 (PHP文庫)植田 正也

電通『鬼十則』。電通の4代目社長、吉田秀雄という人が作った「仕事の哲学」とでもいうもので、広告業界に限らず様々な業界の人にバイブルとして読まれてきたものです。 その十則に対して、著者である大学教授が長々と解説を加える形で本は書かれているので…

モノやサービスの値段がどのような原理で上がり下がりするのか、を知る - 「値段」でわかる日本経済 (日経ビジネス人文庫)日本経済新聞社

「値段でわかる日本経済」という本をご紹介します。日本経済新聞社の中で、様々なモノの値段を調査している部署が中心となって執筆したものです。 タイトルの通り、値段の動きから日本や世界の経済的な背景を読み解こうとする内容で、食料品から電気製品、通…

パワポの使い方を1見開きで解説 - 他人に聞けない「パワーポイント」超★活用法 (中経の文庫)国本温子

『他人に聞けない パワーポイント超・活用術』をご紹介します。タイトルの通り、パワーポイントの使い方をレクチャーしている本です。2008年に出た本なので、扱っているバージョンがパワポ2007なんですが、2010とかへの汎用も効く内容だと思います。 大まか…

具体的なプロセスが詳細に書かれている - 新版 戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書)本田 哲也

著者はブルーカレント・ジャパンという、マーケティングPRを手がける企業の代表で、日本で“PR”をマーケティングに取り入れた先駆者的な人です(だそうです)。 サブタイトルの「空気をつくる。世論で売る。」という言葉通り、広告による商品の訴求ではなく、…

素朴な疑問に読売新聞が答える - 雑学新聞―身のまわりの疑問を徹底取材! (PHP文庫)読売新聞大阪編集局

これは読売新聞大阪本社の執筆によるもので、普段何げなく抱いている素朴な疑問に読売新聞が答える、というもの。 もともと読売新聞の夕刊に、読者から寄せられた様々な日常の疑問に答える「もの知り百科」という連載コーナーがあったのですが、その記事を1…

「慣習や常識にとらわれず、柔軟に考える」ということ - 『経済ってそういうことだったのか会議』『トヨタ生産方式』

『経済ってそういうことだったのか会議』、『トヨタ生産方式』の2冊を紹介します。ここで取り上げたいテーマはズバリ、「ニーズからの出発」です。 経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫) 作者: 佐藤雅彦,竹中平蔵 出版社/メーカー: 日本…

数字の背景を理解しよう - ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)小宮 一慶

普段、会社で色々な数字を意識していると思います。売上、粗利、仕入れ、営業利益、ノルマ、経費など、会社の業績に関わる数字のほか、媒体の発行部数、WEBのユーザー数、クライアントの業種の市場規模、株価、為替相場といった社会的な背景についての数字ま…

宣伝はすべてファン、お客様への心づかい - サマンサタバサ 世界ブランドをつくる(日本経済新聞社出版局)寺田 和正

「サマンサタバサ」といえばバッグのブランドですね。現・代表取締役会長兼社長の寺田和正という人が、「海外の一流ブランドに肩を並べるファッションブランドを日本にも作りたい」という一心で1994年に創業しました。 なので、外国のブランドと誤解している…

これからの「消費」を読み解くヒント - キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)佐々木 俊尚

「キュレーションの時代」という本を紹介します。著者は佐々木俊尚という、フリーのITジャーナリストです。 ところで、「キュレーター」という言葉を聞いたことはありますか?元々は、博物館・美術館などの施設で、展示品の収集・管理・研究などを行う専門職…

ガイアの夜明け:『未来へ翔けろ』と『不屈の100人』

ガイアの夜明け」というテレビ番組をご存じでしょうか。関東ならテレビ東京、関西ならテレビ大阪で毎週火曜日22時から放送されている経済ドキュメンタリーです。 毎回、ビジネスの現場に密着し、業界の裏側や社員の奮闘ぶりをリアルに伝えています。そんな番…

課長になったのに - そうか、君は課長になったのか。 (WAVE出版)佐々木常夫

次の人事で課長になると思っていた。なれなかった。主任になった。課長になれば買おうと思っていた本がある。「そうか、君は課長になったのか」だ。確実に課長になるものだと思っていたので、この本も確実に買うものだと思っていた。課長にはなれなかったが…