読んだ本について僕の語ること

読んだ本について僕の語る書評ブログです。読書を通じて勉強になったこと、腑に落ちたこと、思い出したこと、エピソード、連想されるもの、感想を書いています。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

声がでかいだけで出世するやつもいれば、その逆もある。 - ナガオカケンメイの考え (新潮文庫)ナガオカ ケンメイ

川合俊一の話。日本代表の補欠メンバーだった彼は、ある試合で、怪我をしたエース選手の交代で出場した。川合俊一はとにかく声を出そうと、あまり何もしてないのに「ヨッシャー!」などと声を張り上げていた。エース選手のけがの手当か何かで試合の様子をち…

スタンプが景品に変わるまで - 本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)穂村 弘

水泳、バスケ、空手、ラグビー、ダンス思い返せば、小学校入学から大学を卒業するまで、途切れること無く何かしらの運動をしていた。そのおかげで、学生時代はたいへん引き締まった体をしていた。大学を卒業してから全く運動をしなくなったが、しばらくは宴…

僕のしごと - 国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」(日本経済新聞出版社)岩谷 誠治

仕事、約束、会計。この三位一体を一冊で学べる本書は、まさに「国語算数理科社会」の「社会」をおきかえる教科書となりうる。本書の内容を、小学校で教えて欲しい。中途半端に英語を教えるよりはずっと簡単で、そして得るものは大きいのだから。(仕事、約…

一流に触れる - 達人に訊け! (新潮文庫)ビートたけし

僕は普段、社内のパソコンの前に座って作業をしている。デスクワーク。人と話したりする機会は少ない。 だからこんな風に、“すごい人”の考え方を、本ででも得られるのはとても貴重なことのように思う。 ビートたけしとその道のプロ。活躍の場は違えど、一流…

今をいきる - 新・片づけ術「断捨離」(マガジンハウス)やました ひでこ

時間軸は今。主役はモノではなく、自分。 過去の思い出にすがることも、来るかもわからない未来のためにストックすることも、馬鹿馬鹿しい。 とりあえず、いつか使おうと思って置いていた、頂き物の食器を使うことから始めよう。 新・片づけ術「断捨離」 作…

初体験 - 伊豆の踊子 (新潮文庫)川端 康成

中学の時に、読書感想文の題材として読んだ。内容は覚えていないけど、全部読めて嬉しかった、ということだけ記憶に残っている。 これが読みやすかったのか、その時の自分のモチベーションが高かったのか。それまでも何度か読書感想文の宿題が出て、その度に…

人のせい - 芸術ぎらい(Kindle版)太宰 治

工芸高校のオープンキャンパスに行った。 一通り校内を見学したあと、授業の体験があった。内容は、貼り絵の作品を作ること。ポストカードサイズの紙に、切ったり、ちぎったりした紙を貼っていく。 テーマは「夢」。何も思い浮かばなかった。僕が「夢」につ…

せっかくのタイミング - 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)村上 春樹

「国境の南、太陽の西」を立ち読みした。 今まで村上春樹の作品をいくつも読んだが、ほとんど途中でやめてしまっている。最後まで読めた作品でも、面白かったものはひとつもない。なのに、何度も違う作品を買っては読もうとする。何故、彼がそんなに人気があ…

自分で買って読む - イニシエーション・ラブ (文春文庫)乾 くるみ

「おもしろいから是非読んで」と言って、上司が貸してくれました。上司はそれをかなり気に入っている様子で、僕以外にも数人に貸したあとでした。「絶対に最後のページから読むなよ」という、面白く読むためのアドバイスもいただきました。 その時、ちょうど…