読むだけで女性同士のイライラが解消される！ - 女子の人間関係（サンクチュアリ出版）水島広子

女性同士の付き合いは面倒くさいことばかりです。
女性の中の「女」の部分は嫉妬深く人の足を引っ張ろうとし、本音と建前をコロコロと使い分け、群れて他のグループを見下し始めます。本文では「女の嫌な部分を「女」とカッコつきの「女」と書くことにします」とありますので以後本レビューでも「女」とします。

この本には女同士の人間関係をややこしくする「女」の特徴が沢山紹介されています。そもそもこの「女」の部分はどこから来たのか。それも本文で触れられていました。男性社会の中で立場が弱かったから、女性は少しずつ傷ついている、だから女には癒しが必要なのだと。それを否定せず理解していくことの大切さをしみじみ感じます。自分の「女」の部分をえぐられるような鋭い考察にはどきりとしましたし、友人に対してもやもやしていたポイントがわかってスッキリする部分もありました。

女性のこれからの人間関係の構築にも大いに役立つ納得の内容になっています。また男性にとっても大変に参考になるのではないでしょうか。未知である「女」の本音を覗けば、彼女や奥さんの謎めいた言動がどこから来るものなのかが理解できることでしょう。女性が多い会社の管理職の男性にも大変参考になることと思います。