読んだ本について僕の語ること

読んだ本について僕の語る書評ブログです。読書を通じて勉強になったこと、腑に落ちたこと、思い出したこと、エピソード、連想されるもの、感想を書いています。

2014-05-26から1日間の記事一覧

商売の入門書 - トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ (中経の文庫) 石原 明

著者は経営コンサルタントで、商品、価格、顧客などの事業戦略から組織論、経営哲学にいたるまで、企業の活動に関する幅広いテーマについてアドバイスしている本です。 文章が簡単で分かりやすい上、ひとつのテーマについて2~3ページ程度で区切られているの…

会議って必要? - 脱会議 今日からできる! 仕事革命(日経BP社)横山信弘

タイトルからも想像できると思いますが、「無駄な会議をなくして、時間とエネルギーを有意義に使いましょう」という内容です。 「日本の会社は会議が好きだ」と昔から言われてきましたが、変化の速いこれからの時代、会社の貴重なリソースを無駄な会議に費や…

“そもそも”論 - 巨象も踊る(日本経済新聞社)ルイス・V・ガースナー

著者は、1993年から2002年までIBMのCEOを務めたルイス・ガースナーという人。就任当時、経営破綻の崖っぷちにあったIBMを数年でV字回復させ、アメリカを代表する経営者として名を馳せた人です。 この本は、著者がCEO就任から再建までの道のりを綴った回顧録…

牛丼を食べるたびに考えてしまいます - 吉野家 安部修仁 逆境の経営学(日経BP社)戸田 顕司

全国どこでも見かける牛丼の吉野家ですが、実は過去2度にわたって倒産の危機を乗り越えてきました。 一度目は1980年。急激な拡大が裏目に出て業績が悪化し、会社更生法の適用を申請。セゾングループの支援によって危機を脱しました。 そして二度目は、BSE問…

「経営」って意外とシンプル? - 稲盛和夫の経営塾 Q&A高収益企業のつくり方 (日経ビジネス人文庫)稲盛 和夫

京セラや第二電電(現・KDDI)を創業し、最近ではJALの再建でも名を馳せた稲盛さんが、企業の収益性を高める方法について語っている本です。 本の中身は、若手経営者からの様々な悩み相談に対し、稲盛さんがアドバイスする形で構成されています。どのアドバ…

店はお客様のためにある - ユナイテッドアローズ 心に響くサービス(日経ビジネス人文庫)丸木 伊参

ユナイテッドアローズ(以下UA)は、1989年にビームスの幹部たちが独立して創業。ハイクオリティなセレクトショップとして急成長を遂げ、創業から10年で25億円の経常利益を生み出す企業になりました。その後も成長を続け、2013年3月期の連結決算では経常利益…

退路を断つ - V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)三枝 匡

著者は三枝匡という経営コンサルタント。 本の内容は、ある架空の企業が経営危機から回復するまでを物語にしたフィクションなのですが、そのストーリーは著者が手がけてきた経営支援や企業再生の実体験に基づいているので、なかなかのリアリティがあります。…